5/29(金)~5/30(土)「宮城・石巻1便」準備のため、石巻市内・網地島・田代島を訪問し、現地下見及び打ち合わせを実施しましたので報告します。
07:50
石巻に来た時には必ず立ち寄る「がんばろう!石巻」の看板にきました。
事前に聞いてはいましたが、周囲はかさ上げ工事が始まり、近くまで行くことはできません。
20mほど離れた場所から見ました。
かろうじて、バスの乗降はできそうな場所がありました。
歩いて日和山公園まで向かう途中で、門脇小学校の前を通ります。
考えてみると、門脇小学校をこんなに間近で見るのは初めてです。
これまで車窓から見ていた景色も、自分の足で歩くと違って見えます。
日和山公園の下まで、看板からゆっくり歩いても15分程度。
徒歩で移動できる距離です。
フェリーの時間があるので、日和山公園に上るのは島から帰ってきてからに…
【網地島ライン 石巻発着所】
5/30(土)に40名で乗船する事をお伝えし、簡単な打ち合わせを済ませた後、09:00発のフェリーで網地島に向かいます。
10:00 網地島・網地港 着
お天気は若干の曇り空です、晴れていたらもっといい写真でお伝えすることができたのですが…とてもきれいな海です。
「汐亭」さんで車をお借りして、活動予定場所をまわります。
最初に伺ったのは、網地島の中央にあたりに造成中の公園予定地。
20年ほど前までは、ゲートボールなどを楽しむ公園だったそうですが、現在は空き地状態になっていた場所です。
4年前に島に移住し、公園造りを中心になって進めているリックさんとミッチーさんにご案内していただきました。
公園のイメージ図です。
今回は、一番手前の花壇スペースづくりをお手伝いする予定です。
花壇内のデザインは3本の果樹を中心に三つ巴の配置をイメージ。
この3つは、網地島の二つの地区(網地と長渡)と外からくる人々の和をイメージしているそうです。
公園についてはこちらにより詳しく→
前区長で、NPO法人「ジョイフル網地島」代表の小野先生に長渡地区での活動場所について相談。
公園の他の候補地について2か所、長渡港近くのバス停と、ドワメキ崎をご紹介いただきました。
小野先生は、今シーズンの初物となるヒジキをゆでていて火のそばを離れられないという事で、引き続きミッチーさんにご案内いただきました。
候補地の1つ、バス停です。
よく見るとお花(マツバボタンとガザニア?)が植えられているのですが、雑草に覆われてしまっています。
かなり広い面積ですが、こちらが花畑になったらうれしいです。
もう一つの候補地、ドワメキ崎です。
金華山も一望できる島一番の景勝地。
国定公園の中なので、植える植物は自生しているものに限られます。
また、来年には東屋・柵などの工事も入る予定のため、今、花を植えるタイミングなのかどうか…迷うところです。
せっかく網地島に来たら、ぜひ足を運んでほしい場所ではあるのですが…
お借りしていた車を返し、最後に網地港の近くに建設中の民宿「潮美荘」さんに立寄りました。
こちらは、今回の植栽活動を企画したybs(やまと災害ボランティアネットワーク)さんがお手伝いしている場所だそうです。
活動当日の帰りに乗船予定の14:00発フェリーに乗って、もう一つの活動場所「田代島」に向かいます。
最後に美しい網地島の海の写真!
精度が低いので…透明度が伝わるでしょうか?ちょっと不安です。
14:12田代島(仁斗田港)着
早速、第1島猫が出迎えてくれました!
活動予定場所の一つ、開発センター(漁協)に寄りましたが、区長さんは不在でお会いできず…残念。
活動予定場所の猫神社
仁斗田港からは1.7kmのゆるかな上り坂でしたが、時間がないためかなりの早歩きでちょっと疲れました。
大泊港からは0.8kmなので、当日はこちらからの方がいいかと思います。
ただし、急な上り坂にはなりますが…
大泊の区長さん漁師民宿「はま屋」の浜さんと植栽場所のご相談。
できれば、「自然教育センター」から「猫神社」までの400mほどの道をきれいにしてほしいとの事…
当日の活動時間を考えると厳しいかな?
観光客も多く訪れる島のメインストリートなので、きれいにしたい気持ちはあるのですが…
田代島は、島民よりも猫の数が多く、犬は原則持ち込み禁止の「猫の楽園」として知られ、観光客も多い場所です。
下見当日も、行きのフェリーで30名ほどが田代島で降りて行きました。
当日出会ったネコちゃんたちの写真を何枚か…
あわただしく島を縦断し、
15:40田代島(大泊港)を出発。
こちらも最後に海の写真!
かつての石巻便での活動時に、いつもバスで渡っていた日和大橋をくぐります。
だからどうという事もないのですが…
16:50 網地島ライン石巻発着所 へ帰ってきました。
日の暮れる前に、日和山公園へ向かいます。
17:00 日和山公園
この階段を徒歩で上ります。
しかも、「がんばろう!石巻」からここまでも歩く予定です。
上の方に行くと1段1段が高く、かなりきついので、当日は希望者のみ参加でバス移動も選択できるように準備するつもりです。
しかし、東日本大震災当日、多くの方が上り助かった場所なので、可能な方は自分の足で上って、体験してほしいと考えています。
日和山公園からは石巻の市街地を見渡すことができます。
震災前の町の写真もあり、津波の被害の大きさを実感することができます。
18:00 下見終了
バスの動線や駐車場所を確認しながら、石巻駅まで帰ってきました。
フェリーでの移動時間を取られる分、かなりタイトなスケジュールとなりそうですが、夜行日帰り便の宿命なので、できる限り有効に時間を使えるよう、行程作成をしたいと思います。
報告者:高橋晃子