KSVネット西日本豪雨災害被災地支援ボランティアバス第6便(9/22-24)報告

KSVネットの最終便に当たる6便は、36名(男性21名・女性15名)で活動しました。

往路は最後の吉備SAで班分け作業の時間をとり、8:00に倉敷市VCに到着。
当日は団体受け入れのサテライトがないため、一般として受付し、神田交通さんのバスからVCシャトルバスに乗り換え、あさひ町ミニサテライトに移動しました。

事前に組んでいた5人1組の班ごとにマッチングを行い以下の活動を行いました。
1班 : 柱・梁等の拭き掃除、および土壁の中の藁土の掻き出し
2班 : 床板剥がし・床下泥出し
3班 : 床・窓・雨戸等の乾いた泥の清掃
4班 : (大工が床板を剥がした後の)釘抜き・床板片付け
5〜7班 : 2階からの家財道具出し作業があり、力仕事可能な男性5名班との依頼があり、まずは5班の男性メンバー3人に6.7班から1名ずつ男性に入っていただいた。残る11名は合同で公園の清掃作業。(重機で取りきれない遊具や樹木周りに残った汚泥の除去等)

15:00 に迎えのシャトルバスが出発できるように、返却資機材の洗浄作業等の時間も考えて、各班作業を終了させてサテライトへ戻りました。
倉敷VCに戻ってからは、長靴の高圧洗浄・消毒→手洗い・消毒→うがいを行い、
全員で新倉敷駅へ送っていただき、一旦解散、自由行動。(満天の湯に向かう人もいれば倉敷の美観地区へ行った人もいました)

帰路も順調で、4:53横浜帰着となりました。

振り返りでは、暑さがひと段落し活動時間も長めに確保できたため、依頼作業が完了出来て充実感のある活動となった班がほとんどでした。
また、個人宅での活動班の方は依頼主さんのお話を聞けた事を印象に残った事としてあげる方も多かったです。
一般受付扱いとなり、朝からVCの対応を見られた事や、リーダーを未経験の方にしていただく意味などの動機付けがあったため、いざという時に自分達が同じ事ができるのか?と神奈川に置き換えてお話される方も複数いらっしゃって、神奈川の受援力向上のはじめの一歩にはなったのではないかと思います。

VCで待機している間、倉敷社協の事務局長?が声をかけてくださり(遅着便の時にお話していただいた事を覚えていらして)、少しお話しさせていただきました。
だんだんとVCは縮小(サテライトへ移行)して行くと思われ、ボランティア受け入れも週末のみになっていくと思う(時期は未定)
ただし、ニーズがなくなったわけではなく、やっと方向性を決めて動き出した被災者もいる状況。
家屋の解体は費用が出るが、そのためには家財道具はすべて出せなければならず、これから家財道具出しの初期のようなニーズも出てくるようです。

 

団体ではなく一般受付となったため、倉敷VC内で待機中。(社協・日赤からの注意事項等を受ける)

箭田サテライト管轄の)あさひ町ミニサテライトでこの日の作業の説明を受け、班毎に作業現場まで移動します

徒歩で移動の班は、必要と思われる資機材を一輪車に積んで出発です

以下、一班の活動の様子です(家主許可あり)。

被災したお宅の1階(全浸水)の柱・梁等の拭き掃除です。泥が付着している部分はスクレーバを使って落とし、その後きれいに拭きあげます。

1階部分の室内全景です。既に壁土の除去、床下の泥だしが済んでいます。

次に家主さんからの追加依頼を受け、2階(床上1m程浸水)廊下の浸水した部分の土壁の中の藁土の掻き出しを行いました。
①竹の格子が崩れない様に中の藁土だけをほじり掻き出します。写真右側が作業前の藁土が詰まった状態。
②掻き出した藁土は土嚢袋に詰めて1階へ降ろします。
③藁土を掻き出し易くするために際下段の竹のみ取り外します。
④掻き出し途中の状態。…下半分に藁土が残っている。

最後に掃除をして終了しました。

格子奥の藁土がすっかり取り除かれました。

藁土の掻き出しは依頼された部分を終了して、家主さんに満足して頂けました。1階の拭き掃除は少しの場所しか出来ませんでした…次のボランティアの方に託します。

堤防が決壊した用水路の様子です。

作業を終了し、送迎車であさひ町ミニサテライトに戻り、既に戻っていた各班と一緒に全員集合写真。この日の作業を無事終了し、迎えのシャトルバスで倉敷ボランティアセンターへ帰還しました。

ロゴ
リンク用バナー
リンク用バナーはこちらを

 リンク張る際はご一報下さい

Facebookはこちら