かながわ311ネットワーク 西日本豪雨支援6便報告(9/14-16)

かながわ311ネットワーク主催の西日本豪雨支援最終便に当たる第6便は、42名にて、ほぼ予定通りの行程で倉敷市ボランティアセンターにAM 8:20に到着、団体受付を済ませて箭田(やた)サテライトへ向います。

 

箭田サテライト到着後、これまで同様に5人ずつ班分けした8班の名簿を提出し、この日の具体的なニーズ票を渡されました。この日は二班合同になり、7班での活動でした。一部の班は徒歩移動で、一部の班は現地の車でそれぞれの場所に移動となりましたが、 ニーズのほとんどが、家屋の石膏ボード(壁)剥がし、処理廃材の廃棄(運び出し)といった作業といったものでした。

 

そういうことあり、使う道具もスポンジ、ブラシといったものよりは、カッターとかへら(スパテラ)とかラジオペンチとか小さな釘抜きとか小回りのきく日曜大工道具が重宝されるケースが増え、時間とともに、適切な道具を用意することの重要性を口にした参加者も多々いました。

 

また、9月に入ったこともあり、猛暑も落ち着き、暑さ対策で用意した冷却スプレーや経口ゼリーも登場する機会もなく終了となりました。

 

作業が早く終了した上にシャトルバスにスムーズに乗れたこともあり、「満天の湯」での時間にかなりの余裕が出来、あとはこれまで同様に横浜へ戻る行程でした。

 

作業終了後は、箭田(やた)サテライトを14:30(または14:45)に後にし倉敷VCに。その後は、いつもの「満天の湯」に移動 (今回は特別に満天の湯までお送りいただきました)し、あとはこれまで同様に横浜(4:30着)へ戻る行程でした。

ドタバタとしながら、出発前の2枚。

箭田(やた)サテライトにて。到着時は雨だったのでテントの下で説明を聞きますが、その後雨も上がりました。

資材置き場の全景です。ここで各班ごとにニーズに応じて必要な道具を持ち出します。

以下、数枚ある一班の様子(家主許可はもらってます)

この日の作業は、2階の床上60cm程までに浸水したお宅での1階部分の柱材を、基本の骨組みである鉄骨から取り外して 室内に積んでいた角材(材木)…ここまでは家主さんが作業したもの、、、をばらして軽トラで集積場まで運ぶと言うものでした。 角材には一部石膏ボードが着いていたり、モルタルが着いていたりした為分別して土嚢袋入れも行いました。

予定していた作業が早く終わったので、依頼者の家主さんに "他にやらせて頂ける作業がありますか?" を尋ねたところ、

 

「浸水した2階で浸った壁の中の断熱材を取り出して、角材同様に集積場へ運んで欲しい」との依頼がありましたので状況をみて、私たちがやれる作業と判断し、引き受けました。
既に浸水した壁(石膏ボード)の下側部分を壊してあり、断熱材がむき出しとなっている状態のところもあり、それを下方へ引き出していきます。被災から2カ月経っていますが、断熱材の下の部分には未だ水が溜まっているところもあり、慎重に作業しました。

 

引き抜きが難しい部分は壁をハンマーで壊しながら引き抜き、引き抜いた断熱材はポリ袋に詰めて運び出しました。

 

壁を壊した後にこぼれ落ちた石膏ボード片もポリ袋に分別して詰めました。

運び出した断熱材の袋も角材同様に、軽トラに積んで集積場(マービーふれあいセンター)まで運びます。 マービーふれあいセンターでは、積み降ろし担当者が待機していて積み荷を降ろしてくれます。 最後に室内の掃除をして作業終了しました。

これは別班の石膏剥がしの一枚。天井と壁の間にある、わずかな取り残しも見逃しません。

活動を終了して箭田サテライトへ戻り、使った資器材を洗って返却し、班リーダーは活動報告をしました。
早く戻った皆さんは、みんなが戻ってくる間、くつろいでます。

こちらも箭田サテライト。テントの向こうで、飲み物の配布が行われています。

真備町にある箭田(やた)サテライトは、井原鉄道の吉備真備駅の近く。倉敷VCからのシャトルバスはこの駅前までボランティアを運んでくれます。

 

その井原鉄道ですが、今月(9月)上旬から運行再開。1時間に1本ほどですが列車が行き来する様子も見ることができました。

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