ボラバスチームが発足した2013/11以降の活動について報告します。
2022年11月6日 静岡県静岡市清水区
2022年9月23日から東海・関東地方などを通過した台風15号により記録的な大雨となった静岡県では、およそ13,000棟の住宅が床上・床下浸水、全半壊、一部損壊となる大きな被害が発生しました。
発災から一か月半が経過した11月6日、まだ多くの浸水被害を受けた住宅が床下・壁等の復旧作業を待つ静岡市清水区で、ボラバスチーム正会員4名が技術系ボランティアの活動に参加しました。
午前0:00 県民サポートセンター前に集合、乗用車相乗りで出発。保土ヶ谷バイパスを通り、横浜町田ICから乗った東名高速は工事中のため片側1車線の箇所が多く、通常よりも時間を要しました。
2:30 由比PAに停車、6時頃まで仮眠後、清水ICを降りて朝食ののちボランティアセンターに向かいます。
8:00前 清水区災害ボランティアセンターに到着しました。
8:30 災害VCから少し離れた場所での技術系ボランティアのオリエンテーション後、活動現場に移動します。
午前中は、床上浸水した住宅で床板を剥す作業を行いました。
■浸水した床下の乾燥のため床板を剥がす作業
床下をよく乾燥させ、木材等のカビ発生や腐食を防ぐため、床板を剥がします。
大工ボランティアさんのリードのもと、浸水した部屋から家具類を運び出した後、床板を剥がし、根田(角材)に残った釘を抜いてゆきます。
家具類を運び出します。
大工ボランティアさんが床板を切断したのち、床板を剥がしてゆきます。
根田(角材)に残った釘を抜きます。
剥がした床板の一部は釘を抜き取り、住人の方が部屋の中を移動できるように通路を作るために利用します。
この後、床を上げた状態で一か月程の乾燥が必要となります。
午後は二手に別れての活動となりました。
一方は床上浸水家屋の既に床板を外した床下の根田のブラシ掛け、断熱剤の残りの撤去、消毒を行いました。
床下の木材のブラシがけと消毒
こちらの現場は、一度床板を剥がし、浸水した床の断熱材を除去した上でコンパネ(合板)で覆いましたが、残った断熱材や木材にカビが発生してしまったとのこと。
コンパネが取り外された状態で、床下の木材に付着したカビや汚れを落とすためのブラシがけ、一部残っていた断熱材の取り出し、カビ発生防止のためのアルコール消毒を行いました。
取り出した断熱材。発災から一か月半が経過していますが、まだ多くの水を含んでいました。
もう一方は、2か所の現場で以下の活動です。(写真がなくすみません)
・住宅からの段ボールベット、家具類の移動。
・その後、午前中の現場へ移動し大工ボランティアの方の補助、家具類の移動を行い、ボランティアセンターから軽トラを借りてコンパネの廃材を廃棄場所へ搬出。
16時過ぎに活動を終了し、ボランティアセンターへ戻りました。
その後17時頃にボランティアセンターを出発。途中、駿河湾沼津SAで休憩。
21:30 横浜駅に到着しました。
令和4年台風15号被災地の支援活動は、11月後半から急遽浮上したボラバスチームの地元、神奈川県横浜市内での土砂災害復旧支援活動に2月半ばまで注力したことにより、この1回のみの活動となりました。
しかしながら、技術系NPOの活動に参加させていただく貴重な機会となり、これまでのボランティアバスによる活動の経験も多く役立たせるのではとの手ごたえも感じた次第です。
この活動は日本財団 「令和4年台風第15号被害に関わる支援活動」への支援金により実施しております。
8月から10月に延期開催された2021年ツール・ド・三陸にボラバス正会員の6名で参加しました。
10月30日(土)19:00に横浜を予定通り出発。
いつも立ち寄る佐野SAが大規模工事中ということで国見SAへ。
すっかり様変わりしていました。
国見SAを出発後、仮眠をとりつつ目的地の陸前高田に早朝到着しました。
会場ではボランティアを含めた関係者・参加者全員がCOVID19の抗原検査を受けました。
我々6名は2班に分かれてエイドステーションのお手伝い。
参加サイクリストに食べ物や飲み物を渡します。
昼過ぎにお手伝いを終え、会場に戻ってプチ記念撮影会。
撮影会の後、恒例の一本松へ徒歩で移動。
歩道も整備されて歩きやすくなりました。
一本松を超えて海岸へ行くと、松原を復活させるための植林がなされていました。
近寄ってみると、見覚えのあるものが・・・
なんと過去にボラバスでお手伝いさせていただいた、竹製の防風柵があったのです!!
参考までに過去のお手伝い情景と比べてください
最後のサプライズを胸に有志便は無事終了しました。
陸前高田にお寄りの際は、ぜひ竹製の防風柵をご確認ください。
2020年1月23日~1月24日 宮城県丸森町 台風19号被災地支援活動報告
赤い羽根「災害ボランティア・NPO活動サポート募金」助成事業
台風19号被災地支援としてかながわ災害ボランティアバスチーム(KSVBT )が主催するボラバス丸森町便は、22:49 横浜駅西口天理ビル裏を出発しました。総勢28名(女性9,男性19)の精鋭?です。しっかり頑張ってきま~す。
0:05~0:30 常磐道守谷SAで最初の休憩。
この時間、フードコートで開いているのは、そば・うどん、ラーメンの2軒のみ。
ラーメン店「せたが屋」の肉めしと煮玉子、しめて税込¥530。
2:34~2:55 関本PAで最後の食料買い込み、いわき市でのボラ活動以降ずっとここでお世話になっています。
6:45~7:17 南相馬鹿島SAで洗面、朝食等。
この時間帯は売店等が閉まっており、トイレ、自販機のみ使用可能です。
天気は良いのですが、かなり冷え込んでいます。
常磐道の線量モニターが設置されています。数年前に比べ低くなっていました。
本日の活動は参加者29名全員で民家の敷地からの土砂、流木、石等の撤去です。
あらかじめ重機で集積され、山になっているものを分別し、流木、石はトラックで搬出します。
午前中は岩石や木が混じった土砂の山を上から横から人海戦術で崩しました。
人ほどある大きな岩を5、6人の男性が転がしてトラックが入れる道を作ったり、スコップ隊が使う土嚢を整えたり、作業効率化が功を奏し、すごい勢いで山の形が平らに近づいています!
温かい麺をおいしくいただいて、午後もがんばります!!
土砂が堆積した地面は軟らかく、2tダンプがスタックしてしまいました。
土砂を詰めた土嚢は、砂防ダムが壊れ、周囲より低くなった部分の穴埋めに使用しました。作業前と作業後です。
午前の途中と午後の作業に入るタイミングで10数名のボランティアさん達が合流し、40名以上での作業となりました。
午前中の作業終了時と午後の作業終了時の状況です。
かなり片付きましたが、一日では終わらず継続となりました。
大きな丸太や岩、タイヤ、曲がったよくしなる木など、作業を妨げる様々な試練にもめげることなく、協力&連携して進めることができました。
作業は次の部隊に引き継がれることとなりましたが、出来る限りのことはさせていただけたかなと思います。
活動を支えてくださった皆様、ありがとうございました!
わずかな時間ですが周囲を散策しました。
21:29 ボラバスチームによる台風19号被災地支援宮城県丸森町便は参加者28名を乗せ、無事横浜駅西口へ帰着しました。
今回は、赤い羽根共同募金のボラサポ台風19号の助成を受けての活動となりました。
台風15号、19号と続く支援活において、ボラバスチーム主催による活動は本便のみですが、昨年9月の台風15号による横浜市金沢区、千葉県富津市から始まった、その殆どが、KSVネット、311ネット等に協力する形となった支援活動もようやく終盤を迎えようとしています。
神奈川から丸森町へのボラバスとしては、昨年12月からのKSVネットによる3便に続き、4便目となる今回の活動は、1月としては温かな晴天の中、前3便と同様にハードなものとなりましたが、参加者の皆様の頑張りとチームワークにより、現地の方々に喜んでいただける成果を残すことができました。
ご参加の皆様、ご協力いただきました皆様、大変お疲れ様でした。
ありがとうございました。
一昨年の西日本豪雨、昨年の台風15号19号と風水害の規模が年々大きさを増す中、この先が不安ですが、ボランティアのみならず、行政等各機関が一丸となって対応してゆく以外にないでしょう。
今後とも皆様のご協力をよろしくお願い申し上げます。
2017.9.22-26
福岡県朝倉市、大分県日田市の詳細はこちら(PDF)
2017.9.30発
陸前高田22(ツール・ド・三陸)便の詳細はこちら(PDF)
2017.8.6発
陸前高田21(うごく七夕)便の詳細はこちら(PDF)
2016.9.24発
陸前高田17(ツール・ド・三陸)便の詳細はこちら(PDF)
2016.8.6発
陸前高田16(うごく七夕)便の詳細はこちら(PDF)
2014.10.3発
2014.2.28発
宮城・山元町2便 活動報告!
2014.2.7発
2014.1.31発
宮城・山元町1便 活動報告!
2013.12.20発
2013.11.22発
2013.11.15発 有志陸前高田1便
現在、PDFで公開中です。